★コンディション
　透視度：~10ｍ　水温：24~26℃
★ダイビングポイント
　ノコギリ
★担当インストラクター
　田中　北田

昨年から参戦している愛南シャークダイブ。

いつもは、青い海にカラフルなサンゴ
そして、魅力的な小さな生物たちを求めて
カメラダイバーから大人気な愛南ですが、
夏の限られた日程だけ
全国からサメ好きが集まるスペシャル企画があって
それが愛南シャークダイブ！！！

私、サメが好きだったわけではなかったのですが、
昨年、突然お越しいただいたサメ先生（と、勝手に呼んでいる）
M谷さんとの出会いが始まりでした。
昨年は2回参戦し、最後のダイビングでは
2~3ｍクラスのメジロザメたち約30匹に
グルグルと周りを泳がれるという、
アドレナリン全開のシーンが忘れられなくなりまして・・・

と、そんな私と同じように、またあのスリルを味わいにお越しいただいた方
昨年のシャークダイブの成果では満足されていない方、
そして、今年、愛南のシャークダイブ企画フル参戦のサメ先生と
合計9名のサメ好きダイバーさんと、シャークダイブ4本！！

その成果は？　の前に

シャークダイブを楽しむ前に、まずはその準備。
万が一に備えての練習です。

万が一というのは、サメに食べられることじゃないですよ
サメが出てくるポイントが外洋に面しているため
潮流が速いことが多く、ドリフトダイビングとなるため
そこで起こりえるトラブルを想定した練習です。

ちなみに、私はガンガン流れに乗るダイビングはしません
慎重に慎重にコースを選び、できるだけハードな状況を避けます
ですので、特別な体力がなければ参加できないダイブではありませんよ
ドリフトダイブの知識と経験、
そして浮力コントロールがカンペキにできれば大丈夫！

と、言うことでいよいよポイント「ノコギリ」へ
外洋にポツンと浮かぶ小さな島、その先端へ飛び込みます！

時には潮流を避けて、岩につかまりながらサメを待ったり

ちなみに、皆さんがつかまっている岩の向こう側は
そこそこ強く流れているんです。

ずっと待っているだけじゃないですよ
サメ待ち中も、目を楽しませてくれるシーンがあるんです

ここのキンギョハナダイの群れは圧巻です
透明度が良ければ、もっとそのスケールを表現できるのですが、
根の頂上を覆うように群れているオレンジ色の小さな魚たち
それがチョコチョコ泳ぎ回るもんだから、
小さい魚でもとても迫力があります！

と、ずっとキンギョハナダイに見惚れてしまいそうだったので
待ち姿勢をやめ、次は広く深い海を潮流に乗りながらサメを探します

いつサメが現れてもおかしくない青い空間
このスリルと爽快感で、どんどんアドレナリンが分泌されて

そして、キターーーーーーーーーーーーー！！！！

大きなシルエット、それを知らせるベルの音
猛然と追いかけるサメ先生・・・だけじゃなく、
あちらこちらでサメにカメラを向けてるじゃない

一度、現れ始めたら、
そこからは、もう、いっぱい！！

サメ写真はすべてサメ先生にいただきました。

今回出会ったサメは
サメ先生調べでは
カマストガリザメ
ガラパゴスザメ
クロヘリメジロザメ
オオメジロザメ
ハンマーヘッドシャーク

もう、盛りだくさん

ここ、本当にとんでもない海です。
次から次へとサメが現れる
私は確認することができなかったのですが、
チームの数名は数十匹のハンマーヘッドシャークの群れも
見ることができたみたい

今回は大成功！！と、言っていいのではないでしょうか？
これ、もし、もっと透明度が良ければ
どんでもない結果になっていたような気もするのですが、
それは次回開催の9月に期待します
とりあえず、過去1番のシャークダイブとなりました。

皆さん、参加ありがとうございました！！！

海がめっちゃ好きやねーーーーん！！
モアナリンク　田中