★コンディション
　透視度5~8ｍ　水温12℃
★ダイビングポイント
　おのころビーチ　　
★担当インストラクター
　田中　

今が旬！
水温は冷たいけど
日本海の春は熱いんだ~！！

と、言うことで、今年初の田後の海へ！
今が旬のサクラダンゴウオ狙いで行ってきました~

お2人だけでボート貸切のようですが
いやいや、今、熱い田後ですよ
大きなダイビングボートに、ダイバーがいっぱい
しかも、ほぼ全員がでっかいカメラを持っている！！
みんな、テンションが高くて、
凄い勢いで海に飛び込んでいった後なのです。

私たちが到着前に、みんな先に1ダイブ終わらせていて
どうもね、そのダイブで次を焦らせる
貴重なシーンに出会えそうな予感があったみたいなの。
ちなみに、それ、とても貴重なシーンでした
私たちのラストダイブで、思いがけず遭遇できたのですが
その話は後で・・・

そんなテンション高めのダイバーたちの姿を遠くに見ながら
チームモアナの1ダイブ目は、この根だけで50分！

小さな根だけど、
目当てのダンゴウオ、いっぱい！！

天使の輪っか模様がある、大きさ3~5ｍｍ程度の
小さな小さな子供たち！　めちゃくちゃカワイイ！！

海藻の上に、ちょこんと佇む姿はたまらないですよ
ただ、肉眼ではこの可愛さがわからない！
写真に収めて気づく小さな小さな魅力・・・

そんなのが1枚の海藻にいっぱい隠れていたりするんです。
夢中すぎて、じっとカメラを構えているだけのダイブなのに
飽きないし、寒くない！！

この子は輪っか模様が消えて、髭面の成魚に近づいてます

1ダイブが終わって、
ダンゴウオはかなり満足した私たち。
その頃、貴重なシーンを追っていた別のダイバーたちは
惜しくも見ることができなかったみたい・・・
午後からのダイブでは、
もう、見ることはできないだろう・・・と、あきらめムード。

そんな中、軽い気持ちでその場所へ行くとね

見れちゃったよ・・・・

まさか・・・ですよ。

ヒメタツのメスからオスへの卵を受け渡すシーン。
これ、動画で撮影した切り抜きなのですが、
始まってから終わるまで数十秒の神秘のシーンでした。
ペアで寄り添っていて、
ずっとオスが卵を受け取る準備をしていたみたいなんです。
それをまだか、まだかと、
たくさんのダイバーが待っている間に動かず
フラフラッと立ち寄った私たちの前で、
いきなり始めるもんだから・・・　感動したよ~

まるでハートを描くように
お互いの顔とお腹をくっつけ、
一緒に浮上しながら卵を受け渡します。
そして、最後まで愛おしそうに尾びれを絡ませたりしながら
ゆっくり降りてくるのですが

これから、オスは数週間、お腹の袋で卵を守ります。
そして、孵化した稚魚たちがお腹の中から飛び出してくるシーン。
次はそれを見たいな~

今度は5月に、そのシーンを狙います？
ただ潜るだけじゃなくて、そんな不思議なシーンを求めて
ダイビングを楽しむのもいいですね
また、夢中になって遊びましょう！

参加ありがとうございました！！

海がめっちゃ好きやねーーーーん！！
モアナリンク　田中