★コンディション
　透視度3~8ｍ　水温13-14℃
★ダイビングポイント
　大磯　荒瀬の祉上
　荒瀬の祉下　　
★担当インストラクター
　田中　

久しぶりの徳島県、美波へ
季節ごとに魅力がある海ですが
この時期にここに来る理由はひとつ！！

この時期だけ、深海からやって来る
世界最大のカニと水中で出会うためだ~！！

もう、春をすっ飛ばして、初夏を感じさせる最高の天気！
我々だけでなく、カニを求めてたくさんのダイバーが来ているし
到着して最初のダイビングに向かうこの時、
すでにテンションＭＡＸ！！
まさかカニに出会えないなんて・・・　
微塵も考えていない頃の、幸せな写真です。

それが、「あれ？ちょっと様子が・・・」と思い始めたのが

港を出てすぐ、

「海、少し荒れてるんですけど・・・」

ツアー中の天気は問題なかったはず！
風も微風・・・　それなのに、何だこのうねりは？！

どうも、前日までかなり荒れていたみたいで
しかも、大雨が続き、
ダムからの放流もあったみたい・・・

「まさか・・・」　の心配が本格的になったのは

海に飛び込んですぐ・・・

「透明度がーーーーーー」

なかなかのコンディション笑

この透明度では、視界に映る様々なシルエットが
カニのように見えてしまうんです。

　
もう、冒険です。
ＳＦホラー映画なら、この洞窟の奥にモンスターがいて・・・
な、最後の望みをかけたポイントでも撃沈

結果・・・
と言いますか、もう、出オチなのですが

生きた化石と呼ばれるタカアシガニさん、
生きた化石なのに、食べられてしまうのです。
その悲しい運命にあるカニさんに出会えたのが救いでした笑

この子、まだ生きていますからね
できれば海の中で出会いたかった・・・　
水族館で飼育されているタカアシガニは、
ジッとしていることが多いですが、
野良のタカアシガニは、本気を出したらかなり早いのです。
その様子をみんなに見せたかった・・・・

と、タカアシガニは残念でしたが、
我々だけでなく、たくさんのダイバーみんなで探して
見つからなかったのだから、今回は仕方がない・・・と、
諦めることができました。
何だったら、途中、
タカアシガニのことを忘れて
夢中で別の魅力を追いかけてたから

探せば美しいウミウシがいっぱい！！

でっかいカニを探すのが難しいのに
極小のウミウシたちはいっぱい見つかる
海の中で宝石を集めているようで、夢中になれるんです。

もちろん、エビカニやかわいい魚たちだっています！
小さな世界には海の透明度は関係ないです。
普段、ただ泳いで通り過ぎるところも、
じっくり探せばたくさん発見があって面白いですよ

もうね、後半はカニのこと、
記憶から薄れてました・・・笑

それに、美波の魅力は海だけではないですし！

宿泊ツアーなら、ダイビングの後も楽しいのです。
まだ、明るいうちから港を目の前にBBQ
ゆっくり沈む太陽を見ながら
みんなでワイワイやるの、最高です。

あとね、お宿もステキ

今回のお宿。
古民家を改装したステキな宿を貸切！

お1人でくつろぎたい方には

日和佐駅前のレトロなビジネスホテルも~

それぞれ好みのスタイルを選べますよ

そして、町の風景がどこを切り取ってもステキ
美波（旧日和佐）のシンボル　薬王寺。
海から見る薬王寺も素敵だし、
薬王寺から見る、町の風景も最高なんです。

この風景です
桜が満開となれば、さらに絶景となりますよ

と言うことで、
皆さんと楽しい2日間を過ごすことができました
タカアシガニはまた来年リベンジしましょう
今からもう、来年の春が楽しみだ！！

皆さん、ご参加いただきありがとうございました

海がめっちゃ好きやねーーーーん！！
モアナリンク　田中