★コンディション
　透明度：10ⅿ　水温：15~16度
★ダイビングポイント
　大磯　瓦漁礁　荒瀬ノ沚下
★担当インストラクター
　田中　

久しぶりの和歌山以外の海！！
徳島県、美波へ行ってきました~

ベテランダイバーさんが集まって、
この時期、美波の海へ来た目的はこれだ！！　の前に、
いつでも楽しめる、美波の海の魅力

迫力の地形！！
水深30ｍからそびえ立つ大きな岩礁があったり

これまた水深30ｍに、大きく口を開いた洞窟があったり

この時期はまだ少ないですけど、
ダイナミックな地形に、たくさんの魚たちが群れている様子は
ぜひ見ていただきたい水中風景！！

小さな生物もいろいろ出会えますよ！
なので、そんなのが好きなカメラダイバーさんも楽しめる♪

本当なら、そろそろ出会えるのが、
日本海で今、盛り上がっているダンゴウオ
太平洋の美波でも出会えるんですよ！！
今年はまだ姿を見ていないので、これから期待です
さらに、夏になればとんでもなく魚が群れる
2か月間だけの限定ポイントなんてのもあります。
そんな魅力いっぱいの美波の海へ、今、来るべき理由がコレ！！

これ、わかりますか？
漁協に水揚げされた、世界最大のカニ、タカアシガニ。
水深100ｍより深い海で暮らすカニが
繁殖のために、浅い水深にやってくるんです！！
普通であれば、まずダイバーが水中で出会うことができないカニに
この時期、美波の海なら出会えます！！

と、言うのも、漁協と地元のダイビング施設の方が協力して
今、生態調査のためにダイビングポイントでペアのタカアシガニを保護していて
さらに今回、めちゃくちゃラッキーだったのが
保護された雌を追いかけて、何と、天然ものが来ているじゃない！！！

それがこの子。
繁殖行動のひとつで、交尾前のメスをオスが覆いかぶさるように
ガードしているシーンはこれまで見たことがあって、
その時は、ダイバーが近づいてもほとんど動かなかったのが
この子は威嚇するし、動きも早いし、
さすが深海からはるばる来ただけはあります。
刺激を与えないように、興奮を抑えながらそっと見ていたのですが、

ふと保護されているペアを見たら、
なんと交尾を始めてるじゃない~！！　めちゃくちゃ貴重なシーンですよ
ちょっと不気味さも感じますけど、雄雌が向かい合って抱き合う姿は
何だか素敵な雰囲気です。

この感動の出会い、シーンを求めて美波へやってきたんです。
その出会いが実現したのですから、めちゃくちゃ嬉しいですよ！
あとは、このカニを食すだけ(笑)
人間って欲深いのです・・・
だって、水揚げされてるんですもの！！

タカアシガニを丸ごとボイルして、
それを焼いたり、カニ味噌の甲羅焼きをしたり
強者は炙ったカニの脚を日本酒にいれてるじゃない？！

味は濃厚で、エビっぽさもあるのかな？
とにかくでっかくて、弾力もあって、ウマイ！！！
海の中も、食事も、タカアシガニ尽くし
これを求めて美波へ来て、大成功でした~

あと、美波の穏やかな町並みも好き
桜に囲まれる薬王寺が見えて

その横には日和佐城。
のどかな風景に癒されます。

今回はお宿もよかった~

大正時代の古民家を改装した一棟を貸し切り利用できるお宿
フランス人のご主人がセルフリノベーションでこの素敵なお宿を完成させたんですよ
そのご主人にいっぱい興味深いお話も聞かせていただきました

美波ののどかな町並みをそのまま楽しめる
このお宿はモアナの一番のお気に入りになりました！！
これからの美波ツアーの楽しみが増えた♪

最終日は天気が崩れて1ダイブで終わったけど、なんだか大満足！
皆さん、ご参加いただきありがとうございました！！

海がめっちゃ好きやねーーーーん！！
モアナリンク　田中