★コンディション
　透明度：２０ｍ～　水温：２３℃
★ダイビングポイント
　ヌルガンアーチ　遺跡ポイント　西崎ハンマーポイント
★担当インストラクター
　田中

日本でダイビングを仕事にしているとですね、
どうしても季節と戦わなくちゃいけないんです。

夏はそりゃ大盛り上がり。
でも、冬は・・・。　

そんな中、冬にダイビングが盛り上がる
なんともうらやましい限りの島が、日本の西の端っこにあるんです。

それが与那国島だ～！！

数年前のドラマ、ドクターコトーのロケ地として有名になる前から
ダイバーには海底遺跡や、ハンマーヘッドシャークの群れやら
そんな他にはない魅力で注目されてきた島。

 その魅力が最大限に引き出される季節が冬ってことで
面白メンバーと一緒に行って来ましたよ～

この島に渡るには、まずは石垣島を経由しなくちゃいけないんです。
（沖縄本島からでもOK）

せっかく石垣に降りたのならって、石垣牛の焼肉から旅はスタート

モアナのアフロマン
沖縄の英雄に圧勝！！　ハハハ

そこからはこんなプロペラ機で３０分。
って、書けば、アクセス簡単な島に思いますが、
与那国島は日本の最西端
この島からは、石垣島より台湾の方が近いくらいなんです。

与那国島にある３つの集落の内
役場などがあり中心となる祖納地区が今回のベース。
数年前に大きなホテルができましたが、
宿は民宿スタイルがほとんどです。
今回お世話になった　ふじみ旅館さん

いつもきっちり１８時に夕食が用意されていてですね、
温かいご飯は美味しいし、嬉しいんだけど、
何せ時間が早いから、必ず夜食探しに出歩くことになるのです。
それはまた後の話で・・・

ダイビングスタート！！

お世話になったのは与那国の老舗サービス　マーリンさん

大型ダイビングボートで快適でしたよ

与那国島のダイビングはすべてドリフトスタイルなんです。

チーム全員の器材準備が整ったら
ここから一斉にエントリー！

まずはチェックダイブに「ヌルガンアーチ」へ

狭い水路やアーチで迷路のようなポイント。
これはこれで冒険心をくすぐられるポイントだったんですが、
今回の目的はこれじゃないんです。
だからね、魚達もほぼスルー(笑)

狙うは大物！！

西崎ハンマーポイントへ！！！

３６０度、全方位が青の世界です。
水面が明るく照らされる以外
底が見えない水底に向かって、ただただ青が濃く続くだけ

でもね、ハンマーヘッドシャークが出てくるなら
そんな暗く濃い青の世界に突然現れるんです。
だから下を見ながらダイビングしていたら、どんどん吸い込まれそうになって・・・

って、これがスリリングなんです。
で、初日はハンマーでなかったんですけどね・・・

それならもう一つの魅力
これは絶対逃げないですよ！！

与那国島の遺跡ポイントへ

そしてね、このポイントでアイコさんが５０ダイブ達成だ～
おめでと－－－－－－－！！！
記念ダイブには最高の場所ですよ。
経験を積んだからこそ、この迫力の海ですからね
これからもスッゴイ海、どんどん行きましょうね

で、後に見えるのが二枚岩。
遺跡ポイントの入口近くにある見所ですよ。

これがメインテラス。
ダイバーと比べると、このスケールの大きさがわかるでしょ？

このキレイな直線。自然でとは考えられないな～

これはちょっと微妙(笑)
カメのモニュメント

ただただ、そのすべてのスケールがでっかくて驚きです

と、ダイビング初日はこんな感じで終わって、
後はハンマーを待つのみ！！

その前祝と、アイコさんの５０ダイブ祝で、

近くの居酒屋「どぅーらい」さんへ
これ、もちろん宿の夕食の後です。

祖納地区だけでも、そこそこ食べるところがあるんです。
島を知るためには、夜も知らないとね～

エネルギーも満タン

ダイビング2日目は、全部ハンマー狙いでいきますよ～

チームの人数も増えてですね
それだけ目が増えれば、どこからともなく現れるハンマーの気付けるはず！

１本目は不発に終わって、
いよいよ与那国ラストダイブ！！

水深２０ｍをキープしていたガイドが、
一気に急潜行

その下に・・・

やっと出会えたハンマーヘッドシャークの群れ

期待していた１００を超える群れとはいかなかったのですが、
それでも５０を軽く超える巨大な群れは大迫力！！
一気に４０ｍ付近まで潜行するので、
ダイビングも難しくなるため、ゆっくり写真を撮ることができなかったのですが
最後の最後に主役が出てくるところ、
盛り上げ方がわかってる～

ハンマーにラストダイブを飾ってもらって
大満足の浮上？？
本当はもう１ダイブって思ってたんですが、
みなさんここで笑顔の終了

で、その後は、食って

飲んで！！　この日は居酒屋「国境」さん

飲んだ～！！

もう何ぼでも飲んでいいの。
だって、次の日ダイビングがないし、
早く帰りたくても、与那国島を発つのは夜の便・・・

車なら、ぐるりと３０分もあれば１周できてしまうような小さな島。
そこを発つ飛行機は１９時前。

そりゃ気合い入れて遊びましたよ。
レンタカーきゅうきゅうに詰めて

もうね、帰りたくて仕方なくなるくらい
島をグルグルしてやろう！と、
まずは西の端

西崎灯台付近から見る、久部良の集落
北風ビュービューで、えらいことになってました。

これ、サワちゃん落下の後、TAKE２です

改めて、アイコさん５０ダイブおめでと～！！
西の端っこを示す碑の前にて

どこかで見たことがあるようなインスタ映え写真
ポーズだけでも取り入れてみたぜ～

横綱２人もやってみたぜ～！！　　

西崎でどれだけはしゃいでも３０分。
飛行機までまだまだ時間があるぜ～

見えるかな？与那国馬。小型の馬でポニーに分類されるようで
とてもおとなしい馬なんです。
ただし、広範囲で放牧されているので、う〇こに注意。
南側の海は穏やか。ハンマーを狙っているだろうダイビングボートが
浮かんでいます。

与那国島で一番小さな集落　比川にあるそば屋さん
沖縄そばスタイルなんですけど、スープが豚骨で、ここめちゃくちゃ美味い！

で、この集落には
ドクターコトーで使用した診療所があるんです。
これね、古びた風にわざわざ撮影用に建てたようですよ

で、中にも入れます。
ボロッボロで茶色くなった白衣があるので
誰でもコトー気分

で、これが立神岩

このあたりから、雨と強風で、いよいよ帰りたくなってきたころ(笑)

で、これが軍艦岩。

与那国島のシンボル
祖納地区ならどこからでも見上げることができる断崖絶壁
ティンダハナタ

そこから見下ろした祖納の集落

紹介した以外でも
カフェや雑貨屋さんやら
でっかい牛やら、島の真ん中付近のよくわからない道やら

何だかんだと遊びまわっていたら、いい時間になりました。

で、最後に着いたのが、最初の写真。
東崎灯台でフィニッシュ！！

海に思い残すことはあっても、
与那国島は隅々まで周ってもう大丈夫。

まだ帰りたくないって旅がほとんどなんだけど、

よし帰ろう！！って思える旅の終わりもいいもんですね。

また、いつか・・・
その時は晴れた冬の与那国島で
ハンマー１００オーバーを期待したいですね。

今回はご参加ありがとうございました！！

海がめっちゃ好きやねーーーーん！！
モアナリンク　田中